海外旅行に行ったり外国人との恋愛だったり、世界と触れ合う機会はどんどん増えていますよね。
そこで今回は、日本と海外のムダ毛処理や脱毛事情についてピックアップして見ました。
体毛に対する意識や常識が国ごとで違うので、実は色々と注意が必要なんです。
よく知らないと思わぬ恥をかいたり、気になっていた外国人の彼から「ムダ毛処理もしてない女の子はイヤだよ!」と言われてしまうなんてことも...。
では、気になる外国の脱毛事情について勉強してみましょう!
「さあ、学生最後の長い休みだもの。海外旅行に行くぞ!」「語学を学びに留学するぞ!」など、海外への長旅を予定している場合はその準備として脱毛しておくことをおすすめします。
なぜなら、欧米などでは脱毛への意識が高いですし、暑い地域へ行くのなら衛生面でも脱毛は大切な事なんです。特に怖いのが、ケジラミなどの寄生虫です。
日本でも感染例が多い性病の一種が、ケジラミ症です。シラミという虫の一種で、陰部の毛に好んで住み着き、毛にしがみつきながら血を吸って生きる寄生虫です。血を吸われた場所は、激しいかゆみに襲われます。
放っておくとデリケートゾーンで卵を産み、それらが成長して増え、ますます痒くなっていきます。
性行為やタオル・布団の共有で感染してしまうので、お風呂やホテルなどの衛生状態が良くない海外へ行く場合は要注意です。
日本では戦後衛生状態が良くなりケジラミ症は減っていきましたが、海外ではまだまだシラミの脅威が続いている国も多いんです。
ケジラミは毛にしがみついてじっとしている性質があり、あまり動き回る能力はありません。ですので、デリケートゾーンの毛、つまりVIO脱毛をするとつかまる場所がなく、結果的に感染を防ぐことができます。
ケジラミはデリケートゾーンのほかにワキ毛などにもくっつく場合があるため、全身脱毛してしまうのがおすすめです。
欧米ではブラジリアンワックスでVIOを全て脱毛する文化が一般化した結果、ケジラミの数は激減し、衛生状態が改善していきました。
ハイジニーナ脱毛という言葉が日本でも定着しましたが、ハイジニーナとは元々「衛生的な」という意味です。
VIO脱毛、つまりアンダーヘアの脱毛のことを指し、欧米では意味通り衛生のため当たり前のように処理するとされています、
見た目の好みもありますが、ケジラミなど性病を恋人に感染させる恐れが無いよう欧米ではデリケートゾーンの全ての毛を処理するか、清潔に短く整えるのが恋愛のエチケットなんです。
デリケートゾーンの体毛を生やしっぱなしにしてタワシのようになっていると「不衛生だよ!君は僕に病気を感染させるつもりなのかい!」と欧米人の彼には思われてしまうかも知れません。
ビキニなどの水着を着た時もVIOを処理していないと「なんだかモコモコしててかっこ悪いよ?」と言われる事もあるようです。
デリケートゾーンをツルツルに脱毛することに抵抗があれば、サイドなどを脱毛して形を整える、長さをハサミで切って整えるなどの配慮が最低限必要になってきますね。
欧米諸国に旅行したり、欧米出身の相手と恋愛する時はアンダーヘアの脱毛は特に気を配りましょう。
「そっかー、アンダーヘアの脱毛は大事なんだね!でも海外に行ってから脱毛しても間に合うよね?」そう思う方がいるかも知れませんが、実はその考えは危険だったりするんです。
特に知られていないのが、日本で一般的に行われている安全なフラッシュ脱毛やレーザー脱毛は世界で普及していなかったり、海外で受けるとリスクがあるということです。
レーザー脱毛やフラッシュ脱毛はメラニン色素、つまり肌の茶色・毛の黒い色に反応する光を毛に当て、毛を伝った熱で毛根を焼き切り脱毛する方法です。
金髪の方などは特にメラニン色素が薄いため、フラッシュ脱毛やレーザー脱毛は有色人種よりも強い威力で照射する必要があり、白人向けの脱毛マシンを使うのは日本人にとって火傷の原因になるんです。
肌が褐色や黒い方の場合も同じで、彼らは日本人よりもっとメラニン色素が豊富なので同じ脱毛マシンは使えない場合が多いんです。
実は黒い肌でも脱毛できるよう開発されたYAGレーザー、金髪や茶色い体毛のひと向けのルビーレーザーという技術がそれぞれありますが、アジア系の人種にとってはYAGレーザーは脱毛効果が実感しにくく、ルビーレーザーは火傷してしまう危険があっておすすめできません。
多様な人種が暮らす都市だと、人種別の脱毛マシンを用意しなくてはいけない事になります。そういう事情もあり、経費がかかりすぎて海外でレーザー脱毛はあまり普及していませんし、日本人の肌と相性のいい脱毛マシンなのか確認しなくてはいけません。
日本国内なら日本人の肌に合った脱毛マシンで施術を受けられますので、効果的で安全です。これが渡航前に脱毛したほうが良い大きな理由です。
肌の色関係なく脱毛できる方法としてはワックス脱毛とニードル脱毛があり、ワックス脱毛は世界中、ニードル脱毛は特にアメリカで人気です。
しかし、ワックス脱毛はワックスを塗り、固まったら剥がすという痛みの強い脱毛方法です。ニードル脱毛も電気針を毛穴に刺し、電気を流して脱毛する痛くてリスクが伴う脱毛方法で、おすすめしづらい面があります。
しかも海外でのワックス脱毛は、一度使ったワックスを溶かして毛や不純物を濾しとって再利用する業者もいますので、衛生面でも要注意です。
これらの天から、自分の体を守る上でも海外に行く前に日本国内で脱毛しておくことをおすすめします。
海外へ行く前に脱毛するなら → おすすめの全身脱毛最新ランキング
海外に行く前に脱毛しておきたい理由がよくわかりましたね。
ただ「海外旅行まで日にちが無いんだけど、どうすれば良いの?」と思う人もいるはずです。
カミソリで剃ってもすぐムダ毛が生えてくるし、旅先で手間をかけたくないですよね。
急いでムダ毛処理したい人のために、駆け込みでも間に合う脱毛の方法を紹介しますね。
脱毛サロンで受けられるフラッシュ脱毛は、1回でムダ毛の全てが無くなるわけではありません。
ただ、1回の脱毛でもムダ毛は抜けて、1か月程度はキレイな状態が維持できるんですね。
海外旅行の期間をこの毛が抜けてキレイになる期間にぶつければ、快適な海外旅行ができるんです。
出国の2週間前に脱毛を受けると、お店に行った1週間後くらいに毛が抜けはじめます。
毛がポロポロ落ちてきたな?と思ったら、あとは数日待つだけでムダ毛がきれいに抜けますよ。
ただ、脱毛サロンはお店に行ってすぐ脱毛してくれるわけではありません。
まずは契約内容や脱毛の方法を説明する無料カウンセリングがあるんですね。
カウンセリングで契約を交わしても「断れなくて契約しちゃった、やめよう」と思う人もいます。
なので、多くの脱毛サロンでは無料カウンセリングとは違う日に、後日改めて脱毛を行うんですね。
この契約で良いのか考える時間が必要なので、すぐには脱毛してもらえないんです。
予約が込んでいる時はカウンセリングから数日から数週間待たないと脱毛できない場合もあります。
海外旅行に間に合わせて脱毛するなら、気になるお店の無料カウンセリングは早めに予約しましょう。
それでは、現在それぞれの国の脱毛事情はどうなっているのかをまとめてみました。
脱毛事情の傾向 | 国や地域 |
---|---|
ワキやVIO脱毛は常識 | アメリカ・南米・一部イスラム圏の国 |
VIO脱毛がエチケット | ヨーロッパ(イタリア・ドイツ・フランス・イギリスなど) |
全身脱毛がブーム | ロシア |
脱毛は個人の自由 | オーストラリア |
手足など見える部位は脱毛 | 韓国 |
脱毛にやや消極的 | 中国・インドネシア・フィリピン |
顔などを糸脱毛する | 台湾・インド |
脱毛サロンは旅行者向け | タイ |
アメリカ人はVIOやワキの脱毛に熱心で、ニードル脱毛やワックス脱毛が主流です。特にニードル脱毛は日本よりもずっと安い価格で利用できるようです。デリケートゾーンをツルツルにするのがエチケットとされています。
南米はブラジルのサンバダンサーのように、ムダ毛処理の意識が高い地域です。ブラジリアンワックスと言われるとおり、ワックス脱毛が盛んな地域でもあります。
VIOを全てきれいに処理することでTバックなど、セクシーな服を着こなすのに熱心な地域です。
ヨーロッパはVIO脱毛へのこだわりが徹底しており、やはりデリケートゾーンをしっかりお手入れする文化です。ただ、ワキや手足などはあまり頓着がなく、ブロンド美女がワキ毛生やしっぱなし!なんていうのも見かけます。
中でもイギリスはVIO処理の意識が高く、オシャレに形を整える人がほとんど。フランスやドイツは全て処理する場合が多く、イタリアはVIOのほかひざ下の脱毛もするケースが良く見られます。
西ヨーロッパに比べ、東のロシアはVIOはもとより全身をカミソリやブラジリアンワックスで脱毛しています。
脱毛の歴史は比較的新しい国で、ソ連からロシアに変わった頃に脱毛の文化が誕生しました。さらにブームは続いており、今の若者は脱毛に熱心なようです。
オーストラリアの脱毛スタイルは多様で、ビキニラインだけ整えるひと、VIOをツルツルに処理するひと、アンダーヘアを整えるのはエチケットでもやり方はそれぞれです。
ほかの体毛も「腕はそのままにしよう、足は処理するかな?」のように、個人の考えで比較的自由にお手入れしている印象の国です。
白人系のひとはVIOをツルツルに処理するひとが多く、アジア系のひとは残すといった傾向はあるようですが、基本は自分の好みや恋愛関係になった相手に合わせています。
中国はムダ毛処理、という文化があまり無い国です。産毛やムダ毛は肌を保護するためのものなので脱毛しないほうが肌にいい、という考えすらあるようです。
韓国はワキや足など見える部分はきっちりムダ毛処理をしますが、比較的VIOには頓着がないようです。日本と脱毛の意識は近いと言えますね。
あやとりのように糸をあやつり、糸の間にムダ毛を挟んで脱毛する糸脱毛の歴史があるインドは、今も昔も脱毛への意識が高い国です。男女ともに全身ツルツルにするのが良い、という美意識があります。
台湾にも糸で挟んで毛を抜く糸脱毛の文化があり、顔のうぶ毛をきれいにするフェイシャルエステ的な脱毛が伝統的に行われています。
大昔は中国でも糸脱毛が行われていたようですが、歴史の中で衰退してしまい、台湾でその伝統が今でも花開いているようです。
台湾人は体毛が薄めのひとが多く、顔以外はあまり脱毛する文化は無いのだそう。それでもレーザー脱毛や脱毛サロンが近年になって流行の兆しのようです。
タイはもともとあまり脱毛の文化がない地域と言われています。しかし、海外からの観光客のための脱毛サロンや永久脱毛ができるクリニックがたくさん開院している独特の脱毛文化があります。
日本の脱毛サロンも出店しているので、旅行がてら安心して脱毛ができる珍しい国ですね。
フィリピンの女性はVIOは処理する傾向にありますが、手足や顔の毛は処理しないことが多いようです。何でも、すね毛はお金や運を蓄えてくれるから剃らないほうがラッキー!というジンクスがあるのだとか。
インドネシアでは「体毛がある女性は美しい!セクシー!」という文化があるため、むしろ毛深い女性がモテる傾向にあります。薬を塗ってでも毛深くなりたい女の子もいるのだとか。
イスラム教の聖典、コーランでは清潔を大切にしており、ワキやデリケートゾーンの体毛を処理するよう教えているそうです。なので、男女とも脱毛にはとても熱心なのだとか。
これまで紹介した国や事情はごく一部、同じ国でも経済状態や信仰、地域などでムダ毛に対する意識も変わってきます。
念には念を入れるなら、現地の方に「みんなどうしてるの?」と聞いてみると良いでしょう。
日本人はあまりVIO脱毛に関心がない国民性でしたが、これからは長期で海外に滞在する方、外国人とお付き合いする方などは、あらかじめVIOを含めた全身脱毛をしておくことをおすすめします。