ムダ毛処理のいらないツルツルの肌を夢見て脱毛サロンに通い始めたけれど、様々な事情で解約を考えなければならないケースもあると思います。
昔のエステティックサロンなら、一度契約したらなかなか解約できなかったり返金してくれないなどのトラブルが噂される事もありました。でも、今の脱毛サロンは解約手続きも簡単で返金にも応じてくれるお店がほとんどなんですね。
ただ、一時的な感情で解約してしまうと解約手数料が発生したり損をしてしまう事もあるので、注意が必要です。
ここでは脱毛サロンの解約をする際の手続き方法をはじめ、解約しないほうが良いケースや損をしない解約方法について解説していきます。
まずありがちなのが、その気はなかったけれど話の流れで契約してしまったなど、契約してすぐに解約したい場合です。
この場合、クーリングオフ制度を使えばサロンを問わず解約が可能です。
クーリングオフとは、簡単に言うと契約してすぐなら解約・返金してもらえる法的な制度のことです。ただし、適用されるにはいくつか条件があるのでその点をチェックしておきましょう。
この条件にあてはまる場合は、解約・返金してもらう事が可能です。では、クーリングオフはどうやって手続きしたら良いのでしょうか?具体的な手順を説明していきますね。
クーリングオフの手続きは簡単で、通知文をハガキや封書で書いてお店に送るだけです。通知文というと難しく聞こえますが、どこで誰からどんな商品をいくらで買ったのか、どの口座に返金してほしいかを書けばいいだけなんですね。
クーリングオフの通知文の書き方は国民生活センターのページを参考にして簡単に書くことができます。相手が通知文を受け取ったか確認するために、内容証明郵便か簡易書留で送るのが基本ですので、郵便局に行って送るようにしましょう。
はりきって全身脱毛の契約をしてサロンに通い始めたけど、なんらかの理由で解約を検討しなければならない場合はどうでしょう?
その理由は様々だと思いますが、例えばスタッフの対応がイマイチだったなどの理由であれば、一旦踏みとどまったほうがいいケースもあります。
勢いで解約をすると、後から後悔する場合も結構あるんです。損をしないために、解約しないほうが良いケースや不満の具体的な解決方法を紹介します。
脱毛サロンではエステティシャンに施術をしてもらうわけですが、人対人なのでどうしても相性が合わないケースも出てきます。特に全身脱毛の場合はデリケートゾーンも含め体全体の施術をしてもらうので、相性が合わないスタッフに対してはストレスを感じることもあるでしょう。
でも、「もう行きたくない!解約してやる!」と実際に手続きを始める前に、気持ち良く通える対策をしてみると状況も一変することがあります。
例えば、
チェーン展開している脱毛サロンは、同じ県にいくつか店舗がある事も珍しくありません。問題のあるスタッフがいても、通える範囲の別店舗に移ってしまえば良いんですね。
でも、通える範囲に同じお店の別店舗が無い場合もあります。その場合は、店舗の責任者にそのスタッフを担当から外してもらうよう伝えましょう。
ちょっと言いにくい...という場合は、コールセンターに連絡して対応してもらうのが良いでしょう。電話を入れる際は感情的にならず「いつ・どこで・誰が・なにをしたのが問題で・今後どうしてほしいか」をハッキリ伝えるようにしましょう。
このいずれかの方法でかなりの問題が解決しているので、もしスタッフの対応などに不満を抱えているというのが理由であれば、解約をする前にこれらの対策をしてみてください。
最初のカウンセリングで説明された回数を全身脱毛しても、思うような結果が出ない場合もあります。
実際に脱毛の効果や毛量は十人十色なので、カウンセリングで説明された回数で必ずしも脱毛を完了できるとは限りません。
また、1〜2回程度の施術ではほとんどの人が効果を実感することは出来ません。概ね3〜4回目くらいで、目に見える脱毛効果を実感することができます。
その後の目安としては、脱毛6回でムダ毛が薄くなり、12回で事故処理の頻度が大きく減り、18回でほぼ完璧にツルツルになるのが平均的ですが、人によって差が出る場合もあります。
たとえ毛量の多い人や脱毛の効果が出にくい毛質の人でも、回数を重ねればムダ毛は確かに薄くなっていきます。
もし通い始めたばかりだったり、全身脱毛の施術回数が6回に満たない場合は、解約したり諦めたりせずに通い続けてみることをおすすめします。
ほとんどの脱毛サロンには有効期限が存在していて、長い間お店に行かないと権利が消滅してお金が無駄になってしまう事があります。
そうなると、妊娠出産・留学などで脱毛サロンに通えなくなった時に、つい「解約しようかな?」と考えてしまいますよね。
でも、実際に大手脱毛サロンの制度を見てみると、休会しても脱毛を再開できたり、事情をお店に申告すれば脱毛の有効期限を伸ばしてくれるサロンがほとんどなんです。
ここからは、長期間通えなくなった時のサロン別の対応を見ていきましょう。
この一覧を見れば、解約手数料を支払って後から再契約するよりも、休会や期間延長のほうがコストがかからずメリットがあるのがわかりますね。
止むを得ず、結婚や仕事の都合で引っ越すこともありますよね。転居先の近くに行っていた脱毛サロンの別店舗があれば、契約はそのままでお店だけ移動する事ができます。
店舗を移動する時の手続き・条件はお店ごとに違いますので、くわしくチェックしてみましょう。
サロン名 | 手数料 | 店舗移動手続き |
---|---|---|
銀座カラー | 無料 | 移動先の店舗に予約するだけ |
シースリー | 無料 | 移動先の店舗に予約するだけ |
移動に手数料がかかるサロンもありますが、解約手数料よりずっと安い金額です。新居の近くに契約しているサロンがあれば、移動して全身脱毛を続けましょう。
ここまで解約しないほうがいい事例を紹介してきましたが、どうあっても解約しなくてはいけない場合もあります。
これから全身脱毛を契約する人にとっても、返金があるのか・手数料は高いのかなど、お店ごとの解約の条件は気になるところですよね。
最後に、脱毛サロンごとの解約の条件や手続き方法についてまとめました。
サロン名 | 返金制度の有無 | 解約手数料など | 手続き方法 |
---|---|---|---|
銀座カラー | あり ※3ヶ月以内なら全額返金OK! | 残り金額の10%(最高2万円) | 来店のほか電話のみでも解約可能 |
シースリー | あり | 2万円 | コールセンターか店舗に連絡後、店舗で解約手続き |
解約の手続きは電話で受け付けてくれるお店と、来店しなければならないサロンに分かれます。
ただ、どちらも解約のための書類を記入しなくてはいけない点では同じです。
電話で解約できる脱毛サロンの場合、電話で解約の意思を伝えると書類が送られてくるので、それに記入して返送すれば解約手続き完了です。
店舗で解約するシステムのお店は、その場で書類を記入すれば手続きが終わります。
銀座カラーだけは、例外的に電話1本で解約が可能です。必要な書類や持ち物を用意してから電話するとスムーズに手続きが完了します。
解約の方法がわかったら、解約の手続きに必要なものを揃えておきましょう。特に店舗で解約手続きする時に忘れ物をすると、もう一度出直さなくてはいけなくなりますので注意が必要です。
特に契約書と印鑑は忘れないようにしましょう。脱毛料金の支払にクレジットカードを使ったら、決済したクレジットカードも必要です。
そして、返金が受けられる場合は、お金を振り込んでもらうための口座も用意しましょう。通帳かキャッシュカードを持っていけば間違いありません。
解約手続き完了から2〜3週間で、契約残金から手数料を引いた金額がその口座に振り込まれますので、入金の確認ができたら解約手続き終了です。
様々な事情で脱毛サロンの解約を検討する場面があるかもしれませんが、手数料を引かれる事を考えると、本当にどうしようもない理由がない限り解約しない方が良いでしょう。
既に契約した分は、なるべく通い切ってから次の選択肢を検討した方が最終的に得するケースがほとんどです。
もしどうしても今の脱毛サロンの解約をする場合でも、全身脱毛は別のサロンで続ける場合は、乗り換え割を活用するという手もあります。
解約した際の書類を持っていけば、乗り換え割で割引してくれる脱毛サロンもあります。
せっかくキレイになりたくて始めた全身脱毛なら、事情が許せば目標のボディになれるまでぜひ続けてみてください。